DV(ドメスティック・バイオレンス)は
夫婦などの間で起こる暴力のことを言いますが、
DV は学生など若い人たちの交際関係においても
起きることがあります。それが「デートDV」です。
お互い好きで交際しているはずなのに、気に入らないことがあると、すぐ不機嫌になって無視をされたり、たたかれたり、傷つくことを言われる…
けんかはお互いが同じ立場で意見を言い合うことですが、一方的に暴力を使って相手を自分の思い通りにしようとすることを「デートDV」と言います。
相手のことを「こわいな」と思っていたり、「恋人同士のことだから」と我慢したりしていませんか?もしかしたら二人の関係に何か問題があるのかもしれません。一緒に考えてみましょう。
からだへの暴力 | 殴る・ける・たたく・髪の毛を引っ張る・物を投げつける・首を絞めるなど |
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こころへの暴力 | バカにする・傷つく言葉を言う・ささいなことで不機嫌になって無視されるなど |
経済的暴力 | 借りたお金を返さない・いつもおごらせる・アルバイトをさせたり辞めさせたりする |
社会的暴力 | 携帯のメールや通話履歴をチェックされる・友達づきあいを制限される・いつも一緒にいるようにさせる・「別れる」「自殺する」と言って脅すなど |
性的暴力 | キスや性行為を強要する・ポルノなどを無理やり見せる・避妊に協力しない・性行為について人に話すなど |
もし、あなたがこのような経験をして悩んでいたら、それは「デートDV」かもしれません。
ひとりで悩まず、相談窓口へ電話してください。
暴力を受けると、身体はもちろん、心や人間関係にも悪影響が及びます。
理由があれば、暴力を振るうのは仕方がないと認めてしまうのは、間違いです。
暴力を振るっていい理由は、ひとつもありません。
つらい思いをしているなら「別れたらいいのでは」と思うかもしれません。
しかし、デートDVを受け続けていると、だんだん自分が悪いような気持ちになってしまい、さまざまな思い込みをして、相手と「別れる」ということを考えられなくなってしまうのです。
交際している相手から束縛されているのは「愛されているからだ」と思っていませんか?
「束縛」は「愛情」ではありません。束縛をするということは、相手を自分の思い通りに縛りつけるということです。好きだから「束縛」をするのではなく、好きだから自分と同じように相手の気持ちを「尊重」することが「愛情」です。
お互いに相手のことを思う気持ちがあれば、相手が嫌がることをしたりはしません。また、好きな人と一緒にいる時に、びくびくすることなく、ありのままの自分でいることが出来るはずです。
もし、自分が嫌だと思うことがあったら、相手に自分の気持ちをきちんと伝えましょう。また、反対に相手があなたに気持ちを伝えてきたら、しっかりと耳を傾けて、話し合いましょう。
「自分」の気持ちや身体を大切に。
そして、
「相手」の気持ちや身体も大切に。
一緒にいると、楽しい、
幸せな気持ちになれるような
素敵な関係を築きましょう。
まずは、チェックしてみよう!
「デートDV チェックリスト」はこちらから
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